10年生き残れる確率は6.3%

この数字は日本経済新聞が過去に新設法人8万社の行方を調査したところの生存率を発表したのです。
そして、20年継続になると0.39%、30年になると0.025%と企業は30年後にはナイ!という統計上の結論が出ています。
30年以上継続した企業のことを老舗企業と呼ぶのも納得できると思います。
我が事業部で2019年時で30年、当社は来年50周年を迎える老舗企業です。
奇跡と呼べる手腕と時代の要請。
しかし、この統計結果はおそらく1980年代から2006~8年頃までの調査結果だと思われますので生存確率は今後かなり下がる!と予想出来ます。
私が勧めるイントレプレナーを目指す方には、過去にある倒産のパターンを
熟知して頂き、今後起きる事象を想定しつつ未来に臨んで頂きたいと思います。

それでは、企業が倒産する特徴について説明したいと思います。
・急成長が原因で倒産するパターン
私たちの会社のような店舗型のビジネスに多いパターンです。
店舗展開の急速な速度に人材育成がついていかず、本来してきたサービスの質の低下を招き固定化してきた顧客という資産を徐々に減らしてしまう。
店舗型ビジネスにおいての急成長には当然銀行などからの借入でまかなっているので成長の鈍化により借入の返済負担に耐えられなくなり急に倒産してしまうパターンが見られます。
・1つのサービスや商品に売上が偏っているパターン
例えばたった1つのヒット商品やサービスに全体の売り上げの9割を占めていたりする場合に起こる現象です。
パラダイムシフトや一般ニーズの変化により大幅に需要減少が起きると共に倒産方向にシフトしていくことがあります。
であるから、当社みたいに1業態を切磋琢磨して磨き上げるスタイルではなく時代のニーズ要請により適した業態に資産を集中させていく戦略だったからこそ老舗と呼べる企業に成長させてきたんだと思われます。
・取引先が偏っているパターン
B To Bの会社に多いパターンですが、(B TO Bとはビジネス対ビジネスという意味で一般的な顧客に対して営利活動を主にしているのではなく、顧客が企業である場合のビジネスを指す)
取引先企業が何かしらの経営不振や方向展開をして販路を失うリスクが取引先が偏っている場合に起こります。
すぐに方向展開できず相手側の決定により見込んでいた利益が回収できず倒産に追い込まれるパターンも起こるでしょう。
依存している相手企業が倒産してしまう事で連鎖倒産に追い込まれるリスクもあり得ます。
ですから、B TO Bのみの企業はもちろんですが、B to BもB to Cも兼ねている企業が大半なのですから通常時から取引先を偏らせない工夫が必要になります。
当社の場合におけるB to Bになる相手とは銀行、保険関連であり、デベロッパーであり、仕入先企業やレジを含む様々なセキュリティ、システム関連企業、ダスキン、害虫駆除などのメンテナンス企業や店舗デザインなど列挙すればキリがないですよね?
どんな企業にも寿命があり、寿命を全うする際に迷走し巻き込まれるリスクも否めない訳ですから日頃より偏らせない工夫とおかしいと感じたらすぐに同等企業にシフトさせていく準備も問われるのです。
・ビジネスモデルが崩壊するパターン
これはなかなか理解されにくいのかもしれませんが、よーはビジネスモデルが陳腐化するってことです。
世の中の変化により、それまで利益をあげていたビジネスモデルでは利益があげられなくなるパターンです。
お好み業界でも事実このパターンが起こっており、お好み焼き業界では誰もが知っている鶴橋風月、千房、ぼてじゅうなどビックネームの純お好み焼き店は堅調な時期から比べると大きく売り上げを落としています。
大手は国内での店舗拡大路線から海外店舗拡大路線へシフトしている状況です。
これは、外食産業全体としてのレベルの底上げ、大手チェーン店の台頭と研磨により町中のおばちゃんが経営していたお好み屋さんから徐々に件数を減らし大手お好み焼きチェーンまで波及したビジネスモデルが崩壊したパターンだと思います。
このパターンにありがちな事としては一気に変化が訪れて一気に体力を奪われるのではなく、ジリジリジリジリ売り上げが落ち続けて、なかなか社内でも危機と捉えにくく最近思うよーに売り上げ取れないよねー、景気悪いねーとなりがち。
このような社内気分では一気に社内を変えようとか新しい今までとは違うビジネスを展開しようとするモチベーションが生まれにくいので気づいた時には打つ手が見当たらなくなっているということです。
しかし、これは単純に生活様式の微妙な変化による例ですが、2020年以降導入される5Gからの世の中の変化や人口減少による日本全体のビジネスモデルの変革に伴って起こる世の中の変化はこんなものの比ではありません。
このよーな時代の変化に、対応出来る皆さんでなくてはなりません。
日頃より妄想癖(想像+妄想)を持ち社会と対峙して頂きたいと思います。
・過度な投資で失敗するパターン
これは先ほどとは逆に想像しやすいと思いますが、例えば、新規に店舗や物流倉庫や工場を作ったり、もしくは関連企業を買ったりした投資額が当初予定してた見込み予算からかけ離れた結果を出し、返済計画が狂うことです。
これは身の丈に合わない投資をしてしまったら会社が傾くというパターンです。
・人財不足で倒産するパターン
少し前に散見した例としては牛丼チェーン店がアルバイトの規定数を確保出来ず、閉店や営業時間の短縮をしていましたよね?
またはコンビニが24時間営業の在り方を巡って本部とFCオーナーとの間の確執が深刻化していたりします。
または、地方などでは後継者問題でやむなく企業を整理する中小零細企業が後を絶ちません。
または、営業の責任者が顧客をごっそり連れてライバル企業に移籍したり、プロジェクトの中核の開発者がヘットハンティングで移籍したりなどの人材の流出による競争力の低下による倒産に追い込まれるパターンです。
今日の我が家の猫たち。

左、ベンガルのリリアさん
右ラガマフィンのドミさんです。
大阪を中心に活動している飲食専門の経営コンサルタントです。
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