飲食業界の「老害」たちに警鐘。ピーターの法則を用いる必要もないほど貴方たちは業界にとって「老害」

飲食業界の「老害」たちの弊害
飲食業界は、新陳代謝がなかなかし難い業界なんじゃないのかなーと思うような色んな場面に遭遇します。
テクニカルスキル至上主義である、マッチョ主義の現場では作業に対する評価が過剰なくらいに高いです。
今回の記事は、飲食業界の経営者・幹部社員・幹部候補、または飲食業界の老害による被害を受けながら、今もなお努力している飲食店で働く人たちに向けて記事を書きます。
例えば、キッチン内での調理技術。
✓連続して長時間調理し続ける体力。
✓連続的に作業し続けれる忍耐力。
✓連続的な動作による見せる調理能力。
または、それらによる経験歴や過酷な過去の修行武勇伝など。
それらが悪いと言ってる訳ではないのです。
それらの能力やそれを行うノウハウは確かにキッチン内では非常に重宝されるべきです。
一人の生産性の高さは、売上に直結しますので、褒められるべき力だと僕も思います。
正しいマインドを持ち、指導にあたり、キッチン内を牽引する動力となって頂けたら心強いですよね?
メインシェフとして、調理長として、優秀な演者として、発明者として、技術継承者になって頂けたら、キッチン内の安定をはかれるのにです。
しかし、マッチョ主義の現場ではなかなかそのようになりません!
素早く動ける事=出世して当然のスキルみたいな認識が横行してます。
調理技術を誇る方は往々にして自分目線に偏っているのです。
✓経営にシェフが参加していない飲食店
A:上の二つの飲食店ではどちらの寿命が長いのでしょうか?
創業して10年間生き残れる飲食店は6.3%です。
詳しく調べる必要などナイ!ほど圧倒的に、
経営にシェフが参加していない飲食店の方が経営基盤を太く大きくして長寿です。
営業戦略、数値管理、マネジメント、マーケティング、リーダーシップ、接客技術、空間プロデュース、デザイン力はキッチンスキルであるテクニカルスキルとは全く違うロジックが必要であるし、自分も作業員として他の従業員と共に働くお店でだけ奇跡的に通用しているカリスマかもしれないのに対して、管理が複数店舗に渡る場合は更に各スキルの掛け合わせする力で必要であるのに、テクニカルスキルが凄い程度で通用するはずもない。
凄く実力あるシェフもただの、料理人です!
テクニカルスキル以外の能力は、飲食業界で働き、地位を上げるごとに徐々に問われていくべきなのに、一点突破で1つのスキル(テクニカルスキル)のみで、地位を得ている方が非常に多いです。
そして、その地位を得た方も、それが当然であるかのようにデカい顔して働いています。
経営陣もバカなだけなのに、その既得権にしがみ付き、本来重宝すべき下から上がってくる若き才能ある方の蓋をする存在になるのです。
決して、その才能を認めようとせず、どーでもよいアラ探しをして必死に自分の地位を脅かさないように振り落とそうと努力する。
このような老害を駆逐できない飲食業界であれば、未来などありません。
なぜ、若い方の才能を認め、引き伸ばそうと必死に褒め、チャンスを与え、様々なノウハウについて勉強する機会を与えないのでしょうか?
ここで25年以上飲食業界にいる僕のスペシャルな偏見!
理由は大抵の飲食企業が圧倒的にマッチョ主義だからです。
ここを見ている経営陣さま、あなたの会社の役職・幹部は「老害」化してませんか?
「老害」化した役職・幹部は、本当にこの先の経営に必要ですか?
過去参考記事:飲食で働きたい!採用が難しい時代の転職サイトの選び方
飲食業界の「老害」認定する為のピーターの法則の定義
ピーターの法則とは、ローレンス・J・ピーターが提唱した、ピラミッド型階層社会における法則であり、以下の点が主な要素となります。
– 人はそれぞれが無能となる地位に落ち着く
– 組織の運営は無能に達していない有能な人によって行われる
こういったピーターの法則が起こりやすい状況としては、昇進を果たした地位で結果や業績を出さなくとも降格されない「下方硬直的な人事」であること。
個人の能力とは別に昇進を果たしてしまう「人事の仕組み」が挙げられます。
いずれの場合も、勤続年数に応じてある程度の昇給・昇進が行われる年功序列の日本型人事が当てはまり、経営と現場を切り離して考える欧米型人事では、ピーターの法則は現れにくいといわれています。
2019年4月19日、経団連の中西会長( 日立製作所取締役会長 )が、今後、企業が終身雇用を続けていくのは困難であるという発言をしたのが話題になりましたが、それに引き続く形で2019年5月14日に日本自動車工業会の豊田章男会長は13日開いた記者会見で、現状では終身雇用を続けていくことは難しいという認識を示しました。
終身雇用は社員を定年退職まで雇い続ける制度で、かつて日本企業の強みのひとつとされてきました。
これについて豊田会長は「雇用を維持し、税金を払っている企業にとってもう少しインセンティブが出てこないとなかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきたのではないか」と述べ、現状では終身雇用を続けていくことは難しいという認識を示しました。
そして、他業界のようにFANGに代表されるグローバル企業に脅かされていない事が飲食業界の「老害」排除が遅れている要因にもなっていると思います。
僕は倒産する会社の6つの特徴の1つ、ビジネスモデルが崩壊するでも書いた状況に今、飲食業界はあるのではないかと考えています。
|飲食業界を「老害」だらけにしない知恵は?
何よりも、従業員、経営陣、経営者共にマッチョ主義からの離脱こそが組織を発展させる動力になり得る事を認識して頂きたいと思います。
そして、自分から変わる努力と継続する動機を確立させてください。
個人の思考は年を重ねるごとに窮屈で変更不能になりがちです。
マッチョ主義偏重な世界で長年身を置くと尚更その思考、生活術、感覚から救出することが難しくなります。
浦島太郎のおとぎ話はまさにコレに対する警鐘だとも考えることが出来るではないでしょうか?
過去参考記事:幹部社員を意識的に育成しよーとしても育成しきれない訳は?
調理技術やマニュアルによる接客一辺倒の固定化された頭の固い従業員を量産していくと刻々と変化していく時代からの要請に応えられない組織になり下がります。
ハッと気づいた時は終わりの始まりが始まっているのです。
|飲食業界で「老害」認定されない処世術。
飲食店の職人と言われる方も、ホールのエキスパートと言われる方もその能力の源泉となるべき知識について多く語る方はいません。
✓そもそも、同じことをメタ認知力がなく、何度も繰り返し話す「老害」は論外として、ある程度インプットして自分が出来ていない事をさも出来ているかのように話してくるメタ認知力の低い「老害」予備軍。
忘れない為にもインプットだけではなく、アウトプットすることで吸収した知識を自分の中で強固にさせていくのです。
そして、他人を否定し、拒絶しない許容力を持つことです。
これは幸福度やマズローの欲求5段階説でいう超越欲求にも影響する事ですが、自分の現在地に対して満足しているマインド作りが非常に大切なのです。
飲食業界を見渡せばこんなところにもいるぞ、「老害」!
飲食業界を見渡せば、現場だけに「老害」が生息している訳ではありません。
既得権者の中には必ず「老害」化した人物が存在し、その「老害」化した人物の数だけ、その組織が運営しているビジネスモデルは陳腐化しているのです。
開業セミナーなどで他人の不幸を餌に自分の身を肥え太らせる「老害」などです。
様々なコンサルタントと接して理解しました。
彼らの多くは古典的なノウハウを時代の変化を考慮せず、
同じことを繰り返し、垂れ流すだけの存在です。
コンテンツはこんな流れの速い時代にはすぐに陳腐化するのです。
現場に参加していない彼ら先生がたに、これからの飲食業のコンサルティングは無理です。
飲食業界人は旧社会的な制度や言動をしている社会の、組織の蓋をする存在でしかない「老害」たちをドンドン「老害」認定していき、自由な新世紀を共に生きましょう。
大阪を中心に活動している飲食専門の経営コンサルタントです。
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