今回は、ロンダー・バーンのTHE SECRETを絡めて飲食業界の闇をひも解いていこーと思います。
世界で2,000万部を売り上げたロンダ・バーン著書、引き寄せの法則について書かれた良書です。
僕が、ある飲食業界で働く中堅クラスの飲食人と面談した内容をもとに書いていこうと思います。

面談から飲食業界の人たちがなかなか成長できない理由を考察。
面談の内容はその方の願望をすべて書き出してみて、その願望が何を表しているのかについて共に考えてみよーとする試みです。
この方の現在の基本情報は
年齢 | 40歳 | 性別 | 男性 |
勤務年数 | 10年 | 役職 | 副店長 |
年収 | 400万 | 結婚歴 | 未婚 |
この方の願望は
地位を上げる |
生活を安定させる |
住環境を良くしたい |
趣味を活かせる場所がほしい |
鍛えたい |
家庭をもつ |
仕事の幅を広げたい |
パソコンスキルを持ちたい |
調理スキルを身につけたい |
知識をひろげたい |
といった内容です。
この願望には大きく分けて二つの願望に分けることが出来ると思います。
1つは仕事の中での願望と、もう1つはプライベートでの願望です。
仕事の願望は以下となります。
地位を上げる |
⇧ |
仕事の幅を広げたい |
⇧ |
パソコンスキルを持ちたい |
調理スキルを更に身につけたい |
本社に提出する書類関係の知識を深めたい |
そして、プライベートの願望は、
生活を安定させる |
住環境を良くしたい |
趣味を活かせる場所がほしい |
鍛えたい |
家庭をもつ |
と分けることが出来るはずです。
僕は、この方に言いました。
仕事に対する願望が偏ってしまってますと。
僕からすれば、これが飲食業界の闇なのです。
飲食業界で必要とされる仕事のスキルは大きく分けて4つです。
テクニカルスキル |
ヒューマンスキル |
コンセプチュアルスキル |
経営スキル |
しかし、この方が望んでいる仕事の願望は地位を上げたい以外はすべてテクニカルスキルです。
そして、これが僕が飲食業界はマッチョ主義だという理由です。
本来、地位を上げたいのであれば、テクニカルスキルの他に最低でもヒューマンスキルが無ければおかしいからです。
リーダーシップとは能力×人格です。
言い換えると、テクニカルスキル×ヒューマンスキルとも言えます。
よって、この方は人にやさしくなりたいや人の気持ちを理解できるようになりたいなどといった願望が無ければおかしいのです。
店舗責任者としてリーダーシップを発揮して頂く地位ならばこの二つのスキルを駆使して働くと結果にコミットできることになります。
店長となり、店内の全てに責任を持つ立場となると概念化スキルであるコンセプチュアルスキルが当然必要となり、経営力も多少問われます。
しかし、飲食業界の現場では厨房能力やマニュアル化された接客といったテクニカルスキルの優劣でしか評価されず、それが優れていると仕事ができるとされる文化があり、他のスタッフからも承認されることになります。
このような飲食業界の文化が、出世を望む方にテクニカルスキルばかり注視させる事となり、テクニカルスキルが本人的に周りのスタッフより伸びなかったり、他者からテクニカルスキルに対する承認が得れなかったら自ら出世レースから脱落したかのような敗北感に打ちのめされる事になります。
しかし、リーダーシップは人格×能力です。
能力を10段階で評価するとしましょう。
■ヒューマンスキルが優れ、10段階中8の力を持ち、
テクニカルスキルは人並みの10段階中5の方は能力を掛けると
8(人格)×5(能力)=40です。
一方、
■ヒューマンスキルが劣り、10段階中3の人並み以下の力しかなく、
テクニカルスキルは人並み以上の10段階中8の方の能力を掛けると
3(人格)×8(能力)=24になります。
どちらのリーダーシップ力を持つ方がより結果にコミット出来るでしょうか?
明らかにヒューマンスキルが高く、テクニカルスキルが人並みの方です。
また、
■ヒューマンスキルがない方は10段階中0の方もいるでしょう?
テクニカルスキルが仮に10段階中10でも能力を掛け合わせると
0(人格)×10(能力)=0です。
飲食業界の常識であるマッチョ主義はこのような陳腐なものでしかありません。
他者を用いず、自分の能力だけで発展できる飲食店はありません。
本来、人を牽引する力を持たない人は飲食業界では通用しないのです。
このようなマッチョ主義の現場では、他業界では信じがたい事が起こります。
もっとも悪いパターンはマッチョ主義が蔓延する飲食企業でテクニカルスキル偏重主義で人並み以上にテクニカルスキルを身につけた方が自分の能力を過信して他人をバカにするかのように扱うことが日常化する現場です。
そして、そのような方が出世し、店長や店舗責任者となり店を切り盛りする。
その店のブランド力が高い時はあまり表面化せず問題が大きくならずとも、少しでもブランド力が落ちれば、一気にその店舗は崩壊していく事になります。
まさにピーターの法則のまんまです。
[新装版]ピーターの法則――「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由
飲食業界の経営者さま、飲食経営は人格が良い人を採用した方がいいのですよ?
なぜ、マッチョ主義の無能な人間に大切な資産である人や店舗を任せるのか、僕は理解に苦しみます。
飲食業界の当たり前であるマッチョ主義偏重主義によって自信を失ってはダメ!
人に対して優しかったり、人の気持ちを察して接してあげられる能力は非常に将来有望な立派な才能です。
テクニカルスキルなんて、人並みでいいのです。
料理の技術やマニュアル化された接客よりも、従業員一人一人と向き合い、お客様一人一人と向き合える心あるお仕事をされているリーダーが運営する飲食店の方がよっぽど魅力的なお店だと思います。
是非、ヒューマンスキルを育ててください。
マッチョ主義なんて、この先の未来ではテクノロジーの進化で全く意味がない概念となります。
そして、お仕事だけではなくプライベートを充実させる努力が大切です。
お仕事である程度良い結果をだしてから彼女をつくろーとか、収入が上がる事が生活を安定させることだと短絡的な考え方をしたら駄目なのです。

飲食業界で「THE SECRET」 の3つの引き寄せの法則を用いる。
1、環境を整える
マッチョ主義から抜け出して、マッチョ主義では未来がナイと明確に考え、マッチョ主義に染まった「老害」たちを華麗にスルーする思考を持ってください。
マッチョ主義の「老害」たちを華麗にスルーして自分を守り、物理的に心が落ち着く状態にしてから、豊かなことや幸せなことを指向する手順を踏むことがうまくいきやすいのだと思います。
2、感謝リストを作る
安心感、安らぎ、充足感、幸せ感を感じる美しい思い出、笑えた瞬間、愛する人、自然、お気に入りの曲など志向を楽しい、幸せ、豊かなど思考をプラスに感じるモノで溢れだす気持ちを育てましょう。
仕事で何かを得てないからプライベートで何かを得れないと結びつけるのではなく、今ある自分の現状で感じることが出来る心の豊かさを持ちましょう。
これに対する感情は、怒り、嫉妬、不満、グチ、泣き言、心配事、恐怖心、焦り、不足感です。
3、ワクワクする具体的目標をつくる。
「私は今現在、あまりにも幸せで感謝していますが…」と書き出すことがポイントで普段の生活ですでに叶っている時に口に出しているであろう言葉を使って行動します。そーする事で「すでに」実現しているという感覚を持って日常を生きる事が大切なのです。
このような1,2,3の「THE SECRET」引き寄せの法則を用いる事でマズロー5段階欲求説である超越欲求を疑似体験することにもなると僕は考えます。
そして、この引き寄せの法則を実践して日常を過ごす事でプラス思考で仕事にも向き合う事が出来れば、ヒューマンスキルが格段に進化し、その自信が更にあなたを押し上げ、結果テクニカルスキルにも良き影響を与えてくれるはずです。
飲食業界の人たちがなかなか成長できない理由 考察のまとめ
このように、 「THE SECRET」引き寄せの法則を用いて自己充足感や安心感、幸福感などに満ちている状態を継続的に維持することが自己実現へと繋がるドアを開ける方法もあるのです。
この引き寄せ力を判断する方法としては、自分の感情を眺めることで引き寄せ力がどれくらいあるのかわかるそうです。
自分の感情が幸福感、安らぎ、安心感、充足感に満ちているか?
または、焦り、怒り、不安などにどの程度感情を支配されているのかで引き寄せ力を判断できるそうです。
これはメタ認知力が影響します。
自分を変えるのは自分しかいない訳ですから、「THE SECRET」で自分を変えるきっかけを掴んではどうでしょうか?
おすすめです!
大阪を中心に活動している飲食専門の経営コンサルタントです。
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