飲食店は、ただ単に食事をする為だけに来店される方ばかりではないです。現代は個の時代です。個の数だけ様々な欲求が存在すると考え、スーパーニッチを取り込める発想こそが店舗を変えます。 僕は飲食店だけでなく、強みがないということはナイ! 強みを発見し、研ぎ澄ませて再生させる。 そんな仕事も僕の仕事だと思っています。

飲食業界で新ブランドを作る時の自社の強みの見つけ方。 | 飲食経営顧問

飲食業界の転職はフーズラボ・エージェント

飲食業界で新ブランドを作る時の自社の強みの見つけ方。

飲食業界で新ブランドを作る時の自社の強みの見つけ方。

今回の記事は飲食業界の経営者または、幹部社員・幹部候補生に向けて発信したいと思います。

飲食業界にパンデミックのような大きな陰りが訪れた場合に、既存のブランドを維持しつつ、新ブランドをその時の時代の潮流にぶつける戦略を立てる事こそ飲食業界の経営者が今すべき戦略です。

新ブランドを作るなら、自社の顕在する強みと潜在する強みを活用すべきなんじゃないか?

そういった場合に活用すべき手法はSWOT分析です。
自社の強みを見つける事が出来るフレームワークとしてSWOT分析は非常に優れています。
マーケティング手法であるSWOT分析について、聞きなれず、扱いきれない。。。
と感じる飲食業界の経営者・幹部社員・幹部候補は居ると思いますが、活用方法は至ってシンプルなので安心です!
4C・経営資源の5視点・イノベーター理論で収集した情報をもとに、PEST分析・3C分析で課題を発見します。その課題を解決するためのアイデアを着想するためのフレームワークの一種がこのSWOT分析なのです。
 
情報収集→課題発見→アイデア着想→アイデア実行・修正
「アイデア着想」のフェーズで役立つのです。
※ 今回の記事では、ついでに自社の希少性や他者がマネできないことなどに着目したVRIO(ブリオ)分析とジョバリの窓も解説。
※ 本来、まとめを書くところにサプライズも。
 
もう一度言いますが、
新ブランドを作るなら、自社の顕在する強みと潜在する強みを見つけ出し活用すべきなのです。
 
具体的に解説致します!

飲食業界によるSWOT分析の活用術。

飲食業界によるSWOT分析の活用術

SWOT分析とは、マーケティング手法の一つです。

企業の「内部環境」、「外部環境」をそれぞれカテゴリーを2つずつに分けて、4つの項目について分析します。

下記表のように、4つの項目について分析し、方向性や改善策を洗い出すことで、新たな経営戦略を導きだしていくのです。

SWOT(スウォット)は4の項目の文字を取っています。

飲食業界で活用すべき自社の強みが判明!SWOT分析


これだけ! SWOT分析

Strength(強み)

技術力の高さや長年の運用経験など、目標達成に貢献する企業内部の特徴です。
ユーザーがなぜ自社サービスや商品を利用してくれるのか、などの自社の長所を指します。

Weakness(弱み)

自社の弱みや苦手な部分で、目標達成の障害となる企業内部の特質となります。
コストやリソースなどで競合よりも不足している部分や、情報の打ち出し方などが自社が苦手とする部分です。

Opportunity(機会)

自社にとってビジネスチャンスとなるような環境変化の中、目標達成に貢献してくれるであろう外部の特質となります。
徹底的にデータを収集した結果、どれほど小さなことでもチャンスとなりうる要因であれば、この「Opportunity」になり得ます。

Threat(脅威)

自社の強みを打ち消してしまう危険性がある環境変化や、競合他社の動きなど、目標達成の障害となる外部の特質となります。
外部要因のため、自社の企業努力だけで対処できない部分もありますが、脅威を知ることで新たなビジネスチャンスの抽出もできます。

飲食業界で新ブランドを作る時の自社の強みの見つけ方。

SWOT分析では「内部環境」と「外部環境」の良し悪しを明確にしていきます。

内部環境とは「自社の独自資源」。
外部環境とは「政治・経済、技術革新、社会動向、顧客ニーズなど市場の競争環境から導きだされるもの」で、自社ではコントロールできない領域にあります。

具体的な活用例で解説します。

飲食経営のSWOT分析の活用例

 

駅構内のお好み焼き店を例に解説します。




Strength(強み)
・長年高回転型営業しており、キッチンオペレーションが安定しており、料理の提供が早い。
・駅構内の店舗としては席配列が良い。
・雨の日や終電近くまでゆっくりしたい時に利用しやすい。
・近くに系列店があり、連携しやすい。
・他の駅構内飲食店よりも飲めるアテが多い。
・駅構内にはない居酒屋つかいが出来る。



Weakness(弱み)
・リピーターを掴む力がスタッフにつかない。
・お客様の出入りが激しく、ホスピタリティーへの取組みが難しい。
・新規客を得やすい環境があり、新規客獲得戦略が弱い。
・忙しすぎるので、スタッフの定着率が悪い。
・社会的モラルを問われ、スタッフの定着率が悪い。
・機器を含め消耗品の痛みが早い。



Opportunity(機会)
・駅構内なので煙の出るテナントがない。
・デベロッパーとの関係構築期間が短いテナントは出店できず、尖った会社は参入出来ない。
・業種統制があり、同じ業種は参入できない。
・雨が降ると強い。
・店前を通る人の数が多い。
・終電ギリギリまでゆっくりできる。
・ ライブなどのイベントがあると強い。


環境
Threat(脅威)
・売上が不調になれば契約破棄となる。
・家賃が非常に高額。
・駅構内エリアの拡大、拡充。
・駅周辺ビルの開発。
・食の安心安全への取組が非常にシビア。
・徹底的な法律の順守により様々なディフェンス力がない。

更に「クロスSWOT分析」を活用して研磨します。

SWOT分析をベースとして戦略を立てるために「クロスSWOT分析」を行います。

実際に戦略や戦術策定、計画に落とし込むために、4つの項目それぞれを掛け合わせて、分析していきます。

強み × 機会:機会をうまく自社の強みで取り込むためにできることは?

ゆったりお食事をして頂きたい新中間階級以上のお客様に対して、煙がたつ駅構内では営業できない飲食店の尖った商品ラインナップを集める。

機会 × 弱み:弱みを補強して機会をつかむためにできることは?

ホスピタリティーへの取組み強化。
雨の日やイベント需要などで来店されたお客様のリピータ化に努める。

弱み × 脅威:自社の弱みを理解し、脅威による影響を避ける、もしくは最小限にするためにできることは?

AIやITを活用し、効率化を図り人件費を見直し。
家賃比率の高さを人件費でカバーする抜本的な見直しをチャレンジ。

 

飲食経営ではSWOT分析だけでは不十分!?強みを更に検証しよう!

飲食経営ではSWOT分析だけでは不十分!?強みを更に検証しよう!

ついでなので、SWOT分析における「強み」を更に掘り下げる為の分析手法、VRIO分析とジョハリの窓を解説します。

VRIO分析とは?

アメリカの経営学者であるジェイ・B・バーニーが提唱した理論です。
経済性(Value)
希少性(Rarity)
模擬困難性(Imitability)
組織(Organization)

の観点で飲食業界ならば、お店の強みを分析するものです。


VRIO分析はSWOT分析の強みを分析し、競争優位性を維持できるかを分析するための補完的な位置づけです。

では、具体的に解説致します。

経済性(Value)

お店が保持する経営資源に価値があるのか?

稀少性(Rarity)

競合他社が自分が強みだとする経営資源を保持していないか?

模擬困難性(Imitability)

経営資源を保有していない競合他社が、自店の経営資源とするモノを獲得するのに多大なコストを要するか?

組織(Organization)

上記3つを満たした経営資源を本当に自社の組織で適切に運用できるのか?

このように、VRIOはValue、Rarity、Imitability、Organizationの4つの頭文字からきており、SWOT分析で捻出した自社の強みがどれ位の強みであるのかを教えてくれます。

下記の表を見れば、一目瞭然ですね?

飲食業界で活用VRIOは自店の強みをより見つける

経営資源をこれら4つの視点で競合と比較し、深く分析することで、

価値が高く希少性があり、模倣困難な経営資源が何であるかを把握できます。
さらにその資源を有効活用するために自店の何を整備・強化すべきかがわかってきます。

VRIO分析によって自店の内部状況を分析し、絶えず改善することにより、市場における長期的な競合優位性を築けるわけです。

 

飲食業界ではジョバリの窓で潜在する自社の強みを見つけ出せ!

飲食業界ではジョバリの窓で潜在する自社の強みを見つけ出せ!

ジョバリの窓とは?

ジョハリの窓は、サンフランシスコ州立大学の心理学者のジョセフ・ルフト(Joseph Luft)氏とハリントン・インガム(Harrington Ingham)氏の両名によって1955年に考案された概念です。

それは自己と他者から見た自己の領域を表すものです。

対人関係の進展や自己理解に利用され、ビジネスにおいての能力開発にも効果を発揮します。


ジョハリの窓―人間関係がよくなる心の法則

人間の心には4つの窓
①開放の窓:他人にも公開されている自己
②盲点の窓:自分は気がついていないが、他人が知ってる自己
③秘密の窓:自分は知っているが、他人に公開していない自己
④未知の窓:他人も自分も知らない自己

自分ではわからないことを発見してくれるのは他人からの視点。
盲点の窓に注目してみることです。

自分を開示して、他人とコミュニケーションすることで自分の強みを発見することができると思います。

 

参考:「ジョハリの窓 人間関係がよくなる心の法則」久瑠あさみ 朝日出版

敵を知り己を知れば百戦危うからずとは、いわずと知れた、兵法で有名な『孫子』の一節です。敵の実力と、自分の実力と、両方をきちんと知っていたら、戦において負けることはないという意味になります。


まんがで身につく 孫子の兵法 ((Business Comic Series))

この言葉には続きがあります。
自分の実力を知っているだけで敵の実力を分かっていなかったら、勝ったり負けたりだが、両方の実力がわかってなかったら負けるに決まっているということです。


ただし、孫子のいう「危うからず」とは「負けない」ということで、無理な戦いを挑まない、手を出さない決断をすることが含まれていることを理解している事がビジネスシーンでも非常に大切です。

敵を知り己を知り、オンリーワンでナンバーワンになるポジションにまで磨き上げることが飲食経営では非常に大切だと思います。

 

飲食店経営はフレームワークを活用してセレンディピティを鍛えるゲーム。

飲食店経営はフレームワークを活用してセレンディピティを鍛えるゲーム。

セレンディピティとは、

探していて偶然に発見する。このようなことを「セレンディピティ」といいます。
最近よく耳にするようになりました。

セレンディピティは「偶然と察知力によって、あてにしないものを発見する才能」のこと。

ニッチな飲食店ビジネスを発見するためには、セレンディピティが必要だと思います。


乱読のセレンディピティ (扶桑社文庫)

飲食店は、ただ単に食事をする為だけに来店される方ばかりではないです。

大手の飲食チェーンや好立地にある店舗で盛況なお店は家族や仕事帰りの飲み会などにコミットして営業していけばよいと思いますが、現代は個の時代です。

個の数だけ様々な欲求が存在すると考えると、そういったスーパーニッチを取り込める発想こそが店舗を変えます。

僕は飲食店だけでなく、何についても言うことなのですが、強みがないということはナイ!と思います。

強みを発見し、研ぎ澄ませてニッチビジネスとして再生させる。
そんな仕事も僕や飲食経営者・幹部社員・幹部候補生の仕事だと思っています。

 


 

大阪を中心に活動している飲食専門の経営コンサルタントです。

新田飲食開業顧問 Link 飲食店開業コンサルティング 料金プラン

飲食店 開業 コンサルティング 料金プラン

20坪以下の飲食店開業の場合 新田飲食経営顧問の開業プラン 他社コンサルタントの開業プラン
問い合わせ 無料 無料
お見積り 無料 無料
プラン内容 開業まで何度でも直接指導 契約後数回の打ち合わせと指導
料金 契約金+実費 契約金+実費
開業後 サポートあり サポートなし
廃業時 3年以内なら契約金全額返金保証 返金保証なし

※ただし、ご好評につき、ご用命頂いた日程でお約束できない場合があります。 あらかじめご了承ください。

 


お問い合わせ


  👇 詳しくもっと見る

20代以下限定でLineでだけの無料相談応じてます。

いつもたくさんのお問い合わせありがとうございます!

お問い合わせや相談が多数なので順番にお答えさせて頂いております。

飲食店は、ただ単に食事をする為だけに来店される方ばかりではないです。現代は個の時代です。個の数だけ様々な欲求が存在すると考え、スーパーニッチを取り込める発想こそが店舗を変えます。 僕は飲食店だけでなく、強みがないということはナイ! 強みを発見し、研ぎ澄ませて再生させる。 そんな仕事も僕の仕事だと思っています。
最新情報をチェックしよう!
>飲食開業コンサルタント 新田敏之

飲食開業コンサルタント 新田敏之

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。