飲食の面接でウケる職務経歴書の書き方は?
履歴書の書き方を正しく書く事も当然ですが、アルバイト歴しかない若い方でも職務経歴書をしっかり書きましょう。
※新卒や学生の方は職務経歴書は必要ありません。
職務経歴書がない求職者を面接する場合、面接官のモチベーションはかなり下がります。
現在は、他人の時間を奪う事をとても注意すべき時代です。
時短になることは時短すべきなのですから、職務経歴書を正しく扱えるようになりましょう。
職務経歴書とは。
正社員への応募において必須の提出書類である職務経歴書(しょくむけいれきしょ)とは、応募者が過去に従事した職務の具体的な内容や、職務上の役職・ポジションをまとめた書類です。
記載の方法については、応募者の職歴を時系列的にまとめた編年体、またはプロジェクト単位でまとめるキャリア式などの書き方があります。
作成においては、企業すなわち採用担当者の視点で書類を作成することが大きなポイントとなります。
履歴書と職務経歴書。そもそも違いはどこにあるの?
そもそも、なぜ、履歴書とは別に職務経歴書を提出する必要があるのでしょうか。
それは、履歴書で見るポイントと職務経歴書で見るポイントが異なるからです。
履歴書では、
「学歴や職務経歴が評価でき、応募先の企業との関連性があるか」
「応募企業への志望意欲の高さ」
「組織適応力に問題はないか」
「希望する給与に関して、隔たりはないか」
「丁寧な字で書かれているか」
などをパーソナルデータから確認します。
対して、職務経歴書で見られるのは、
「先進性のある景色を見て来てるか」
「仕事に意欲を持っているか」
「プレゼン能力があるか」
「発揮できる強みを自覚しているか」
「転職目的が納得できるか」
「記載内容に信憑性があるか」
など具体的な職業スキルを確認します。
このポイントを理解した上で書類を作成することが大前提となります。
飲食の面接でウケる職務経歴書を書く上でのポイント1
読ませる工夫を凝らし、応募企業で活かせる経験をアピール
次に、職務経歴書を書く上でのポイントをご説明しましょう。
フォーマットが決まっている履歴書とは違って、職務経歴書には定められた書式がありませんが、A4用紙1~2枚、多くても3枚程度にまとめるのが一般的です。
経歴を書く際には、過去の経験をただ羅列しただけでは魅力のない書類になってしまいます。
興味をもって読んでもらえるようなキャッチな言葉を選び、応募企業のニーズを捉えた上で自分を採用後の景色を面接官に想像させましょう。
さらに、応募職の募集に対して、該当経験だけでなく「チームビルディングにどのように貢献した」など、求められる経験や能力にプラスアルファの要素を書き加えることで、期待している求職者以上の存在であることをアピールすることもできます。
書き方としては見出しや要約文などを入れると、さらに読みやすくなります。
飲食の面接でウケる職務経歴書の書く上でのポイント2
自分のキャリアを最大限にアピールできる書類形式を選ぼう
これまでの職務経験をどのようにまとめていくか。
数十年というキャリアを築いてきた中高年層の場合、わかりやすくまとめるのは至難の業ですし、工夫が必要です。
職務経歴書の書き方は大きく分けて2種類あります。
編年体式記述:勤務先ごとに年月を追って職務経歴を書くスタイル
時系列に沿って、その時々の業務内容をまとめていく方法で、「職務の習熟度を効果的に伝えることができる」というメリットがあります。
「編年体形式」は過去から現在に、「逆編年体形式」は現在から過去へとさかのぼってまとめていきます。
直近のキャリアを強調したい場合は、「逆編年体形式」を選ぶと良いでしょう。
記載にあたっては、入社や配属、異動などの業務経験をした年月を見出しにつけ、配属・職務/配属先を明記。
実績や評価なども簡潔に記載して、昇進・昇格があった場合は明確に書き添えましょう。
また、転職歴もここに明記します。
さらに、資格取得や個人的に取り組んできた自己啓発活動、社内外の表彰なども書き込んで、積極的に自己アピールしましょう。
キャリア式記述:勤務先や年代にこだわらず、特定の職務に関する経歴を中心にまとめるスタイル
職務経験を業務内容やプロジェクト単位でまとめる方法です。
技術職などの専門性の高い職種や、転職回数が多く、同様の仕事をしてきた方に向いています。
注意する点としては「編年体形式」や「逆編年体形式」に比べて時間の経過がわかりにくいため、業務やプロジェクトについて紹介する時には、時間経過も併記するようにしましょう。
プロジェクト内容では、具体的な内容や実績、評価などを記入しましょう。
携わったプロジェクトの規模や目的、重要性、プロジェクト内でのあなたの役割、プロジェクトを通じて学んだ業務知識・スキルなどもわかるように追記すると良いでしょう。
また、IT関連業種の職種に就いていた方は使用言語やOS、使用機種、取得資格などを項目立ててアピールしましょう。
どちらの書類形式でも飲食の面接でウケるのはキャリアだけではない。
面接担当者はこれまでに沢山の人たちを面接して来ている面接のプロです。
職務経歴書に記載されている内容の真偽や濃淡は面接の最中にある程度は見抜けるはずです。
そして、テクニカルスキルによる評価を受け、これまでの職業で実績を作ってこられた人でも飲食の現場では全く芽が出ない例も数多く見てきているはずです。
飲食の面接でも、これからの時代は書類選考があるかもしれない。
新型コロナウィルスの影響により、求職市場は売り手市場から買い手市場に移行しました。
過去、飲食業界は誰でも比較的に採用されやすい業界でしたが、今後は難しくなりそうです。
書類選考で面接担当者に会ってみたいと思わせる職務経歴書の作成力が問われます。
転職エージェントを使って転職する場合なら、職務経歴書を必ずエージェントに添削してもらいましょう。
転職エージェントを使う場合は、
飲食の面接でウケる職務経歴書に書くべき具体的な内容
職務経歴書は、経歴やスキルを企業にアピールする大事な書類です。自分の経歴をしっかりと伝えましょう。
所属名
「株式会社XX 〇〇部」というように、所属していた会社名や、配属されていた部署などを書きます。
所属期間
「平成XX年XX月〜平成◯◯年◯◯月まで」
もしくは「XX年XX月入社、◯◯年◯◯月退社」という形式で、組織の中での役職名や異動なども含めて書きましょう。
雇用形態
正社員、派遣社員、非常勤職員や臨時職員などの契約社員など、どのような雇用形態だったかを書きます。
契約社員として働いたのち正社員として採用された経歴があれば、努力を評価された証として、大きな自己PRになります。
会社概要
事業内容や売り上げ・資本金や従業員の数など、どのくらいの規模でどのような活動をしている企業かを、イメージできるような情報を書きます。
伝え方によっても印象は変わりますが、大手も認める存在だったのか、中小企業でも重要なポストに就いていたのかなどを間接的にアピールできるケースもあります。
業務内容
メニュー考案やアルバイトスタッフ管理、売上管理、顧客管理、在庫管理、接客指導、店頭販売などの業務内容を書きます。
飲食店に必要な担当業務から書くことで、即戦力になると相手に印象づけられるでしょう。
実績
勤務期間の売り上げや前年比、達成率、コスト削減率など比較対象となるものを用いて、ホールスタッフ・調理スタッフ別に、自分がどれだけの成果を挙げたかをアピールします。
結果だけではなく、結果を出すために自分がどのように工夫して成果につながったのか、
つまり結果を出すまでの過程を書きましょう。
自己PR
自分のスキルや企業に対する熱い思いをアピールし、採用担当者の目に留まるような魅力を最大限に詰め込みましょう。
転職先のお店にどれだけ貢献できるかをアピールするために、有利となる技術や行動力などを簡潔に書くといいです。
飲食の面接でウケる職務経歴書の書き方は?まとめ。
たくさんの応募者の中から採用してもらうためにも、職務経歴書にぎっしりと自分の魅力を詰め込みましょう。
職務経歴書を通して、希望しているお店から「一緒に働いてみたい!」と思ってもらうことが大切です。
書き方も簡潔にわかりやすく表現し、読み手である企業が知りたい内容を予測して書くこともポイントのひとつ。いかに自分が相応しい人材であるかをアピールしましょう!
自分の自己推薦状として書く!
自分の魅力・実力を余すことなく詰め込みましょう。
読み手である応募先企業が欲しい情報を書く!