LPランディンングページ最強の3パターン 著者 中尾 豊 書評 徹底解読
LPランディンングページ最強の3パターンは、
発行日 2020年 9月29日 第1刷発行
発行日 2020年12月14日 第2刷発行
著者 中尾 豊
発行者 株式会社 三省堂書店
LPランディンングページ最強の3パターンの導入文
「広告を出しても効果がなかなか出ないのですが、どうしたらいいでしょうか?」
「たくさんページを作ったり、更新したりしてるけど売れません、なぜですか?」
「ホームページやネットショップへのアクセスは多いのに、なかなか注文されません・・・」当社への問い合わせ、登壇したセミナーで質疑応答、そのほかいろいろなところで、このようなご相談をいただきます。
実際にそういった方々のページを見てみると、共通していることがあります。
それは「自分たちが伝えたいことしか書いていない」こと。
(中略)
最初から最後まで販売側(提供側)の視点で伝えたいことを書いてしまっているからなのです。
ビジネスの規模を拡大するためにホームページやネットショップを活用している以上、自社の商品やサービスを売り込もうとする気持ちはわかります。
(中略)
”ユーザーがしりたいことを伝える”
そのシンプルなことに徹底すれば、あなたのホームページやネットショップの売上は必ず上がります。
(中略)
ユーザーが購入する際に知りたいことの内容、そしてユーザーのシチュエーション別に問い合せしたくなるような伝え方には大きく分けて3つ存在します。
(中略)
売れるランディングページにはたった1ページといえど、マーケティングがギュッと凝縮されています。ユーザーの心理を分析し、いかに合理的にかつ効率的によく売上につなげるのか、それを仕組化するように磨き澄ませたものに仕上がっています。
(中略)
さあ、あなたも「売れるランディングページの3つのモデル」を早速マスターし、あなたのビジネスを加速しましょう!
㊗️増刷…🎉
みなさまのおかげで、拙著の増刷が決定いたしました…!!!ありがとうございます、ありがとうございます!!!!!!(著者冥利に尽きる) pic.twitter.com/6O48hvPje7
— 中尾豊 地方で勝つweb戦略/Bリーグを福井に!企画担当/PROPO,Inc. (@propo0202) November 18, 2020
LPランディンングページ最強の3パターンのもくじ
Chapter 1 ランディングページ(LP)があなたのビジネスを加速する
■ランディングページ(LP)があなたのビジネスを加速する理由
■LPをつくるときに大事なこと
■売れるLPの3つの論理展開:PDLモデル
column セミナー集客用のランディングページはDモデルをベースにしてカスタマイズしよう
Chapter 2 問題解決型:Problem(Pモデル)LPの作り方
■問題解決型:Problem(Pモデル)LPの作り方
■PモデルLPの論理展開
■各パーツごとの作りこみ
Column メルマガやLINE公式アカウントの登録用のランディングページはDモデルをアレンジしよう
Chapter 3 欲求充足型:Desire(Dモデル)LPの作り方
■欲求充足型:Desire(Dモデル)LPの作り方
■Dモデルの論理展開
■各パーツごとの作りこみ
Chapter 4 潜在的需要型:Latent demand(Lモデル)LPの作り方
■潜在的需要型:Latent demand(Lモデル)LPの作り方
■Lモデルの理論展開
■各パーツごとの作りこみ
Chapter 5 ランディングページの効果を増幅させる伝え方
■男女別:LPでCVRを上げるためのポイント
■価格表・性能表を魅力的にしてCVRを上げる
■ストーリーが感情のスイッチを押す
■期限を設定する
■最初のひとりではないし、最後の一人もなりたくない
■利益の損失を訴求し行動を促す
■本文はPREP法でわかりやすく
■メリット・デメリットを正直に書く
■集中力を維持させるパラグラフの文字数
■最後まで読んでもらった時の読後感を想像しよう
■注文後の画面でクロスセルを狙う
■検討期間が長い高額商品を訴求するポイント
Chapter 6 ランディングページでのデザイン
■ランディングページでのデザインの役割
■LP全体のデザインを工夫する
■CVRに影響する色彩設定
■各要素を魅力的に演出する
■LPのコーディング
Chapter 7 LPタイプweb別広告の活用法
■広告を設定する前に必要な顧客獲得コストの概念
■3タイプ別に最適な広告手段とは
■検索連動型広告のポイント
■SNS広告の運用
LPランディンングページ最強の3パターンの要約
ランディングページの定義
✓縦長であること
✓他のページへのリンクがない(または極端に少ない)
✓自由なレイアウトでなおかつ画像や動画の表現が目立つような装飾
✓ユーザーの購買行動を誘発させるマーケティング活動の縮図
✓短い可処分時間の中でユーザーに強いインパクトを与えられる
マイクロモーメントとは、
→Googleはモバイルの普及により、生活者は「何かをしたい」と思った時、すぐに目の前にあるデバイスで調べる、購入するという行動を起こすようになりました。この行動に出る瞬間であるマイクロモーメント(Micro-Moments)を的確に「見極め」、生活者が求めている情報を「届け」、そして効果を正しく「測定」すればモバイルが生み出す価値を最大化することが出来ます。
私たちの生活は、マイクロモーメントの連続といえる。
気に入ったものを見つければ閲覧し、気に入らなければすぐに離脱してしまう。
LPのスタイルはスマートフォンでも見やすいデザイン、目を引く演出が可能なのでユーザーの注目を引くことが出来ます。さらに縦長にスクロールする設計は片手で操作できるスマホとの相性は非常によくスクロールしてもらえればもらえるほど、ユーザーの短い可処分時間をドンドンこちら側に消費してもらえるので強いインパクトを与えられる。
→よーするに、ながら時間やスキマ時間にアクセスしてくるユーザーにアピールできる時間はごくわずかであり、その短い時間にインパクトを与え、興味を持たせるのがLPの役目。
LPはデザイン性が高く、リッチな見せ方が求められるため、webデザインやコーディングの知識の乏しい人には作ることが困難でした。
また、PCだけでなくスマホでも見えやすいように最適化するための工程も増えたため、LPはホムペ制作会社に依頼することが一般的だった。
→一般的なLP制作料金は15万~60万円とされています。
しかし、最近では初心者でもデザイン性の高いLPを無料で作れるペライチのようなツールが次々と開発されたおかげで、webデザインやコーディングの知識がなくても誰でも簡単にできるようになりました。
売れるLPを作るには、
✓ユーザーが商品を欲しくなる論理展開の構築
✓ユーザー感情に寄り添う表現
無料ツールのテンプレは秀逸だが、そのまま使えば、ユーザーが商品を欲しくなるような論理展開になっていません。
なぜならば、ユーザーが買う理由、行動を起こす理由を見つけられない限り、重い腰を上げて行動しようとしないから。
→だから、ユーザーが重い腰を上げて行動できるような理論展開を用意しなければならない。
また、人間は感情の生き物ですから、「買おうと考えていたけど翌日にテンションが下がって結局買わないことなんてざらにあります」。
→そんな矛盾した感情を持っているユーザーに対して、売れるLPにするには理論だけの訴求をするんじゃなく、ユーザーの感情に寄り添う文章力や表現力が必要。
買って、買ってと急かすのではなく、
✓なにを求めているのか?
✓なにで悩んでいるのか?
✓どこで迷っているのか?
など、LPに訪問してきたユーザーの気持ちに寄り添いながら、一つ一つ答えを用意し、ユーザーの不安を取り除いてあげることが何より大切。
売れるランディングページとは、
✓自分が言いたいこと、伝えたいことを書くのではない。
✓あくまでも、ユーザーが知りたいこと、求めていることを先回りして答える。
では、どのような論理展開が必要なのか?
売れるランディングページの論理展開には3つのパターンがある。
→PDLモデル
✓問題を解決したいPモデル
✓欲求を満たしたいDモデル
✓潜在的に需要があるLモデル
→問題解決型Pモデル(Problem)
突発的に問題が発生した場合、ネットを使って能動的に検索します。いますぐ解決を図りたい人にとって悠長な時間はありません。
そんな人に向けたLPでは、いかに早く解決できるかを伝えなければいけない。
このように、問題解決を求めている人には、とにかく困窮している状況や環境をすぐに解決できる方法をわかりやすく伝える。
→欲求充足型Dモデル(Desire)
今必要ではないけども、それがあると今の暮らしが潤うと感じたり、心が満たされたりするので、どうしても欲しがるタイミングがあります。
そんな人に向けたLPでは、商品を手に入れた後の幸福感がどれだけ大きいのかを訴求しなければならない。
どれだけ気持ちが高揚するか、素晴らしい世界に変化するのかを伝えるように、ユーザーが求める未来を魅力的に伝える。
→潜在的需要Lモデル(Latent Demand)
普段の生活ではまったく気にかけてもいないのだけれど、必要性に気づいたら急に欲しくなるパターンです。
例えば、ドラレコみたいに必要に感じてなく、購入していなかったが、ニュースで悲しい事故などを見ている内に、重要性や必要性を感じ真剣に購入を検討するパターンなどです。
そんな人に向けたLPでは、いかに、どれだけその商品やサービスが重要な存在なのかをユーザーに気づかせることがポイント。
このように、一つのパターンでしか販売方法を考えていなかったのなら、新しい販売方法が加わったことで売り上げを3倍に増やすことも可能なのです。
PDLモデルを最大限に活用する重要な2項
✓ユーザーの気持ちに寄り添う
✓ユーザーの背中を優しく押してあげる
ランディングページの作り方
問題解決型Pモデル(Problem)のネットでの検索意図
突発的な問題が起こったユーザーは、平常時から問題が発生して平常時から落ち込んだ状態に陥ります。
この状態に陥ったタイミングでネット検索している訳ですから、ユーザーが検索したキーワードから、それをヒントにどんな風に現状復帰したいのか、最終的に何を求めているのか(到達点)を推測しなければLPは書けません。
問題解決型Pモデル(Problem)のLP理論展開
Pモデルではユーザーが知りたい順に上から答えていく形になります。
✓期待させるパート
✓共感を得るパート
✓解決方法(商品説明)を紹介するパート
✓比較してもらうパート
✓信用してもらうパート
✓不安を解消するパート
✓感情を動かすパート
✓行動を促すパート
上から下に向かって理論が展開されていきます。問題を解決したいユーザーの心理状況に寄り添って、彼らが知りたいことを伝えていく方法です。
欲求充足型Dモデル(Desire)のネットでの検索意図
欲求を満たしたいユーザーは、GoogleやYahoo!で欲しいものを検索することもあれば、Instagramで好きなメーカーやブランドをフォローして眺めたり、Pinterrestでお目当ての商品画像を集めたりと、普段から検索、閲覧しています。しかし、贅沢品、嗜好品なので買ってはいけないと理性で抑えている状態です。
欲求を満たしたいユーザーの頭の中には目指す到達点やかなえたい自分の理想像があります。
✓かわいくなりたい
✓モテたい
✓遊びたい
✓褒められたい
など。欲求をそのままに購買活動をすればいいのですが、実際にはその商品を買うために(その時点では)予算が足りなかったり、他人から買ったことを指摘されると恥ずかしかったりと欲求衝動の赴くままにすんなり買うことが出来ない状態です。
欲求充足型Dモデル(Desire)のLP理論展開
Dモデルではユーザー心理に寄り添って上から順に伝えていく。
✓共感(発見)を得るパート
✓信用してもらうパート
✓想像させるパート
✓比較してもらうパート
✓不安を解消するパート
✓買う理由(言い訳)をつくるパート
✓行動を促すパート
DモデルLPの理論展開では商品やサービスを訴求していきます。ユーザーが思い描く理想像に近づくと期待させ、理性で抑え込んでいる衝動を開放する言い訳作りがポイントになります。
潜在的需要Lモデル(Latent Demand)のネットでの検索意図
そもそも彼らは、必要とすら感じてないのでネット検索すらしていない段階から、何かしらのきっかけで必要だと感じたとたんに積極的に検索し、情報を集めて購入、利用を検討します。
潜在的需要を満たしたいと思った人が求めるもの、それは「手に入れなかった場合の最悪な結果を避けたい」という安心です。
潜在的需要Lモデル(Latent Demand)のLP理論展開
Lモデルではユーザーの心理状態に寄り添って、彼らが知りたいことを伝えていく。
✓認知的不協和のパート
✓必要性を感じてもらうパート
✓信用してもらうパート①
✓解決方法(商品の説明)を紹介する
✓信用してもらうパート②
✓比較してもらうパート
✓不安を解消してもらうパート
✓買う理由(言い訳)を作るパート
✓行動を促すパート
LモデルのLP作成では、いかに認知的不協和を作るのかが大切です。
①ユーザーが商品・サービスに関して当たり前だと思っているこ
と、常識だと思い込んでることを列挙します。
とにかく、すこしでも候補の数を挙げること。
②商品やサービスの特徴、仕様を整理。実はこんな使われ方があったり、他と違った製法だったりと、一般的に認知されている価値観や思い込みとの「違い」を見せつけます。
③上記2つを見比べて、ユーザー側から考えると矛盾している、勘違いされている、期待を裏切っている状況になっていること(頭に疑問符が生じる状態)を見つけます。
男女別:LPでCVRを上げるためのポイント
PDLモデルをさらに効果を上げるために、その伝え方を工夫するのに男女で文章の表現、伝え方を変えるべき
一般的に、
✓男性は理論的思考が強く、左脳的
✓女性は感情やセンスを優先する右脳的
と言われており、同じ商品を紹介する場合でも切り口や視点を変えるべき。
人が心を動かすのは物語や背景
人は正論だけでは納得しません。なぜならば感情を持っているから共感や好きになってもらえるような物語を考えるようにしよう。
せっかちな人をLPに集中させるためには?
長々と文章を書いてしまうとすぐに離脱されてしまうので、PREP法に従って文章構成を行うこと。
PREP法は4つのパートに構成されている。
①要点・結論・・・point
②理由・・・reason
③証拠・根拠・・・example/evidence
④要点・結論・・・point
LPランディンングページ最強の3パターン 著者 中尾 豊 書評 徹底解読の読むべきポイント
LPランディンングページ最強の3パターンは、PDLモデルを詳しく説明するために個別モデルで書かれたランディングページが見ながら本を読み進めていく仕様になっています。
ですから、非常に理解しやすくランディングページの教科書としては最高級です。
実際に、ブログで記事を書くときにさまざまなブログの書き方などを発信するユーチューバー、ブロガーの発信物を拝見しました。
しかし、何か大切なところが抜けている感じがしてずっとモヤモヤしていたのが、ランディングページ最強の3パターンに触れて腹に落ちた感じを受けました。
また、ペライチのようなサイトの存在も知らず、ブログやアフェリエイトについて学んできたつもりでいましたが、本質的な部分に触れてこなかったことがよく理解できた。
筆者と同じように要約を見て感じられた方は、是非とも購入することをおすすめします。
『LPランディンングページ最強の3パターン』の書評を書いている筆者は、
他にも、飲食店開業コンサルタントとして、これまでたくさんの飲食人とお仕事をご一緒させて頂いております。
今ご覧になって頂いている記事がある「飲食マネジメント経営.blog」は、飲食業界のマネジメントを活用した有益な情報を発信するブログサイトです。
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