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経営者はインテグリティを、労働者は自尊心を持て!
筆者はセルフイメージやエフィカシーを高めようってずっと主張しています。
日本、地域社会、組織、家庭は気高い(けだかい)魂の比重によって良くなるのだと信じている為です。
ところが、現在の日本では悪くなる一方です。
魂の気高さとは、
と言うように定義づけれるはずです。
そーであるならば、
自己重要感を高めよ!
や、
マニュアルによる従業員の画一的な管理
などと主張しても絵に描いた餅になってしまう。
※自己重要感とは、自己肯定感と自己有能感の2要素から成り立つもの。
やはり、大きな問題は家庭にあると言っても過言ではありません。
そもそも、日本的な結婚はお金がなければできないことになっています。
ところが、日本の結婚できない男性になぜ結婚できないのかを問うと「お金がない」「収入が低い」などの返答が返ってきます。
一方で日本の女性は年収で1,200万円を超えれば結婚しないと言われます。
よーするに、お金を稼ぐことが得意じゃない多くの女性がお金を稼ぐことが自分より得意な男性を選んで結婚していると言い換えれます。
これがそもそもの間違いで、お金ベースで結婚した家庭にお子さんが生まれた場合には教育もお金ベースになってしまう。
「せめて大学だけは進学しなさい」
これらのワードは典型的な負の連鎖を生みます。
そもそも、圧倒的な多くのお子さんは進学した際に自分には到達できない高みにしか親が言っていた旨みがないことを知ります。
偏差値で言えば65あたりです。
大半の親は現実を知らずに自分の社会での不遇を子に味ってほしくないと教育費に大枚を叩きますが、結果として大半のお子さんは現実を知って自己重要感・自尊心から見放されます。
偏差値65を大学レベルで例えると、MARCHの中位学部・関関同立・早慶上智の下位学部、金岡千広上位学部、旧帝大中位学部あたりが該当します。
MARCHとは、
自己重要感・自尊心に見放された人は一体どんな状態に陥るのか?
✓他人との比較や劣等感の意識が強い。
✓いつも「できない」と思ってしまう。
✓周囲への依存度が強い。
✓人のために頑張ることができない。
よーするに、現代にとても大切とされるヒューマンスキルの礎になるべき土台を脅かすのです。
時代の転換期の労働者は不幸だが、知って気づき、改まる努力をすべし!
1970年代を境に地域社会から分断されバブルを経て新自由主義経済への道を歩み、地域から個人へと思考が変化する過程で我々は『お金』に翻弄され続けました。
地域コミュニティで人間性を醸成されてきた日本特有の文化は消え失せ、危ない人が顕著化されたコミュニティでは危険ベースで地域との距離感を持ち、多様的な価値観に触れる機会すら減ります。
危険ベースで地域との距離感を保ち、圧倒的に多くの家庭では『お金ベース』が全ての尺度になる。
義務教育の場では画一的な教育を受け、社会に出てからはマニュアルによる管理。
ますます自己重要感・自尊心に見放され、余計に『お金ベース』に思考が陥ってしまう。
これでは資本主義社会による消費の罠にハマるべくしてハマっているようなものです。
✓他人との比較や劣等感の意識が強い。
✓いつも「できない」と思ってしまう。
✓周囲への依存度が強い。
✓人のために頑張ることができない。
マーケティング界隈的に上記状態にある人をハメるのは至って簡単です。
労働者層が資本家層へ歩を進めれない大きな原因なのです。
資本主義や民主主義社会というのは、自己重要感・自尊心が欠落し、自らの損得勘定のみが自らの行動原理になっている人ばかりの社会では決して成り立たない社会構造です。
だから、政治家もメディアも本質的な議論を避け、美しさに欠けます。
仕方ないことってあるんじゃない???
ところがそーでもないのです。
何故かと言えば、
まず、偏差値65以上で進学した人たち。
そして、得意を見つけ、育て、幼少期から成功体験を重ねた人たち。
・スポーツ
・趣味
・特技
何だってOK!
注目すべきは『お金ベース』ではなかった家庭で育った人たち。
最後に親を否定して育った人たちです。
『お金ベース』でなかった家庭とは、
・自己有能感
自己肯定感は、なにかができるとかできないとか関係なく、どんな自分であっても存在すること自体に価値があると感じる感覚です。
生きているだけで幸せと思える感覚といっても良いかもしれません。
一方、自己有能感は何かができるとか資格を持っているとか、地位や名誉、立場、修練年数など、能力がある自分をすごいと感じる感覚です。
とはいっても、大半の人たちは自己重要感や自尊心を育まずに成人となり、適切なメンターに出会えなかった人たちは社会のただの歯車に組み込まれていきます。
一旦社会の歯車として組み込まれば、資本主義・民主主義社会の一番外側ギリギリにしがみ付くような生き方になり、資本の罠から抜け出せず、資本の旨味を享受したい願望だけ高まり、本来何が大切かなど理解することも出来ず、ただただ資本主義の荒波に漂いヘタレ化します。
何故ならば、
よーするに、資本主義・民主主義社会の維持に貢献できていないって意味です。
だからこそ、労働者ほど今の自分が置かれている状況を理解し、改まる努力を続けていくべきなのです。
一番の特効薬は自己重要感・自尊心を持つ事なのですが、何かしらの体験から起因して自ら興すものなので労働者マインドにズブズブに侵されている人は難しい。
そーであるならば、エフィカシーを高める努力しか残っていない可能性もあります。
エフィカシーとは、
よーするに、「自分は達成できる」「自分には能力がある」という確信です。
そして『愛』が何たるかの理解を深める活動に努力を重ねること。
単純な話、恋愛を重ねてGIVEしたい相手を見つけ、GIVEの精神を育むということです。
『お金』が価値観という相手を避け、『愛情ベース』で関係性を作れる相手を見つけることです。
ただこれだけのコトで自分の魂は気高くなっていくのですから。
経営者は社会にただ乗りせず、強いIntegrityを持て!
インテグリティとは、
よーするに、芯を持って行動し、人や組織によって態度をコロコロと変えるなってことです。
そして、労働者層の状況をしっかり把握して、先導者として自らの損得勘定をせずに自分と同じステージまで導き上げる活動を生涯やり遂げる気高い魂を持てということ。
詳しくは、2021/7/30に東洋経済新報社から発売された岸田 雅裕氏著書のINTEGRITY インテグリティ: 正しく、美しい意思決定ができるリーダーの「自分軸」のつくり方を読まれることをお奨めします。
良書です。
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