この記事をYouTubeで耳で聞く
スタグフレーションのリスクに対する飲食人の対応法
現在の日本は、
少子高齢化
格差社会
内需縮小
地域格差拡大
隣国リスク
政治リスク
スタグフレーション
自己重要感問題
マスゴミ問題
スタグフレーションとは、
アベノミクスでは『デフレからの脱却』を声高に叫んでいたのに、インフレの何が悪いのかと思うかもしれませんが、インフレには良し悪しがあるのです。
日本は30年間給料が上がっていない世界的にも珍しい国で、デフレで良かった面もあります。
実際にこのデフレ下の中、企業の内部留保は格段に増えたし、一般消費者は生活コストが安かった訳ですから。
しかし、スタグフレーションによって企業の倒産、生き残ったとしても中小零細企業に追い打ちをかけるインボイス制度と相対的に私たちのお給料が下がっていく未来は確定しているようなものです。
企業の体力が弱まれば、派遣などで働く人たちはコロコロと首を切られ、収入の道が途切れる人が多く出てくることでしょう。
大きく分けて3回あったスタグフレーション、
✓1979年の第2次オイルショック
✓2008年のサブプライムローン
スタグフレーションを引き起こす要因に原油高は切っても切れませんが、現在の世界はまさに深刻な原油高です。
3年ぶりの高値に跳ね返され、少し下げていますが俄然高値です。
同様に天然ガスも7年ぶりの高値に一歩届かず、下げていますが俄然高値です。
1年で3倍に上昇しているこの異常さです。
また中国がオーストラリアからの石炭の輸入を止めたことによる石炭不足。
中国の電力不足による計画停電も深刻さを増しています。
世界のサプライチェーンの一翼を担っている中国の供給減によって依存度の高かった韓国や各国セクターは阿鼻叫喚です。
アメリカではコロナ禍の政府からの生活給付が厚すぎたことで『マックジョブ』に人が戻ってこず、人件費が高騰していることもサプライチェーンに影響を与えており、生産コストの上昇によるインフレが深刻化しつつあります。
このように、世界的なスタグフレーションにより株式市場から債券・金・仮想通貨に資金が流れており、長い低迷期間を経てしか好循環に戻ってこない可能性があります。
過去に90カ月も回復に時間を要した時期もありましたから。
日本では、公明党の選挙公約に準ずる形で『18歳未満の子育て世帯に10万円』、『困窮する住民税非課税世帯や困窮学生に10万円』など批判はありますが、日本は世界的に見ればインフレというよりデフレ傾向でこの程度の経済対策をやったところで行き過ぎたインフレになりません。
国民民主が言ってるように毎月給付でもしてみればいいのになーと筆者は思います。
なんせ、日銀の目標消費者物価の上昇率(インフレ率)は年間2%なのですから。
実態経済では、アベノミクス以降は顕著で、日本も物価指数は7年で6.5%上がっています。
これに対して、賃金の上昇がほとんどないのが問題で、消費者の生活コストだけ上がっているのですから、コロナ禍を踏まえると日本は完全にスタグフレーション中なのです。
スタグフレーションのリスク回避方法
一つにディフェンシブセクターに逃げるという方法があります。
ディフェンシブセクターとは、
飲食業界の転職はフーズラボ・エージェント 飲食で働きたい!採用が難しい時代の転職サイトの選び方。 今回は、飲食で働きたいと考える人がより良い飲食店ライフを過ごして頂けるように失敗しない転職サイトの選び方について書きたい。なか[…]
スタグフレーションだけじゃない!飲食業界の危機的状況。
日本市場は年々縮小している状況に反して世界市場は人口の爆発的な増加と共に拡大していっています。
中国からインド、アフリカに市場をドンドン拡大しており、国家間の貧富の差は我々が想像できる範囲以上に狭まっていっています。
現在の日本で手に入る低価格の食材は中長期的には同じ価格帯では手に入りません。
日本人の人件費が高く、安い人件費を求めて他国に拠点を移した時代はもう過去のお話です。
30年間でたった4%しか伸びていない日本、アメリカは30年間で2.5倍賃金の上昇がありました。
世界のビックマックの価格を比較すれば一目瞭然です。
東京 | 6.26 |
ニューヨーク | 10.22 |
ロンドン | 6.23 |
シドニー | 7.50 |
シンガポール | 5.80 |
バンクーバ | 7.12 |
ベルリン | 8.16 |
パリ | 9.08 |
ローマ | 7.83 |
単位:USドル
10%以下ですwww
コメントを投稿するにはログインしてください。